ASSGを使って分かったこと その2

部品の再利用。

よく聞く言葉ですが、再利用の定義って何でしょうか?

プログラムを作るとき、ゼロから書き始めることは殆ど無いと思います。過去に作成した「似たようなプログラム」をコピーして、書き換えていくことが多いのではないでしょうか? また「このサブルーチンはどこかで作ったことがる」と思い出し、ソースを検索して組み込むこともあると思います。

これも部品の再利用なのでしょうが(自分もやってました)、ASSGではもっと使いやすい「部品の再利用」ができます。いくつかのパターンで再利用をしています。

1つ目は、プログラムのテンプレートを作ることです。

1つのプログラムが完成したとき、骨組みを残して、細かい処理内容は削除し、代わりにコメントを付けておきます。設計情報のファイル名を「一覧型照会」のようにして保管します。このあたりは従来の方式と大差ないのですが、ASSGではRPGコードとテキスト情報(プログラム仕様)が一体になっているので、プログラムの内容が容易に分かります。

2つ目は、置換式と共通メモの組み合わせです。

画面設計でフィールド名やカーソル位置付け標識などの置換式が設定できます。ASSGエディタで「%FIELD」と書いておけばRPGコード生成で実際のフィールド名に置換されます。「%PC」と書いておけばカーソル位置付け標識に置換されます。例えば入力必須チェックでは下記のコードを書きます。

ASSGコード-------------------------

//必須チェック
IF %FIELD = *BLANK;
  *IN90 = *ON;
  %PC = *ON;
  %ATR = X'35';
ENDIF;

-------------------------

RPGコード生成で下記のコードが生成されます。

RPGコード-------------------------

//必須チェック
IF D1CDTK= *BLANK;
  *IN90 = *ON;
  *IN30 = *ON;
  D1P31 = X'35';
ENDIF;

-------------------------

文字タイプのフィールドで必須チェックを書きたい場合は、上記のASSGコードを書けばよいのです。また共通メモの「入力チェックコード」タグに登録しておけば、簡単にコード挿入することができます。

 

他にもEXPORT/IMPORTの機能を用意しているので、一度書いたコードをテキスト保存しておけば、簡単に復元することができます。ASSGで開発を重ねる毎に「部品」を増やせるので、開発効率をより改善することができます。

 

それでは。