新しいNAS Synology DS220+ について

10年近く使ったNASのHDD入手が困難になったので、新しいNASを導入しました。

10日間ほど使ってみた感想です。

まず、豊富な機能に驚きました。基本的なストレージ機能はもちろんですが、「パッケージセンター」にある数多くの機能を、殆ど無料でインストールすることができます。

手始めに[VideoStation][AudioStation][Moments]をインストールしました。

Videoはビデオコレクションの管理です。ライブラリー管理ができるのは良いのですが、ビデオ形式により再生できないのもあり、現在格闘中です。

Audioは音楽の管理です。ネットワークプレイヤー(DNP-800NE)のミュージックサーバーとして使っています。前のNASではタイムオーバーになり機能しなかったで改善できました。(ファイル数が10,000を超えていたのが原因だったのか?

Momentsは写真の管理です。これが優れモノでした。スマホに同じ[Moments]のモバイルアプリを入れておけば、スマホで撮影した写真などを自動的にNASにアップロードすることができます。今まではGooglePhotosを使っていましたが、容量や費用を気にしなくて良いのです。さらに外部からの接続も容易で、知人と写真共有することも可能です。ただし、どんな環境でも重要な個人情報については要注意ですね。

1つ1つ、自分に必要な機能か確認しながらインストールできるのはありがたいです。

 

 

ASSGを使って分かったこと その2

部品の再利用。

よく聞く言葉ですが、再利用の定義って何でしょうか?

プログラムを作るとき、ゼロから書き始めることは殆ど無いと思います。過去に作成した「似たようなプログラム」をコピーして、書き換えていくことが多いのではないでしょうか? また「このサブルーチンはどこかで作ったことがる」と思い出し、ソースを検索して組み込むこともあると思います。

これも部品の再利用なのでしょうが(自分もやってました)、ASSGではもっと使いやすい「部品の再利用」ができます。いくつかのパターンで再利用をしています。

1つ目は、プログラムのテンプレートを作ることです。

1つのプログラムが完成したとき、骨組みを残して、細かい処理内容は削除し、代わりにコメントを付けておきます。設計情報のファイル名を「一覧型照会」のようにして保管します。このあたりは従来の方式と大差ないのですが、ASSGではRPGコードとテキスト情報(プログラム仕様)が一体になっているので、プログラムの内容が容易に分かります。

2つ目は、置換式と共通メモの組み合わせです。

画面設計でフィールド名やカーソル位置付け標識などの置換式が設定できます。ASSGエディタで「%FIELD」と書いておけばRPGコード生成で実際のフィールド名に置換されます。「%PC」と書いておけばカーソル位置付け標識に置換されます。例えば入力必須チェックでは下記のコードを書きます。

ASSGコード-------------------------

//必須チェック
IF %FIELD = *BLANK;
  *IN90 = *ON;
  %PC = *ON;
  %ATR = X'35';
ENDIF;

-------------------------

RPGコード生成で下記のコードが生成されます。

RPGコード-------------------------

//必須チェック
IF D1CDTK= *BLANK;
  *IN90 = *ON;
  *IN30 = *ON;
  D1P31 = X'35';
ENDIF;

-------------------------

文字タイプのフィールドで必須チェックを書きたい場合は、上記のASSGコードを書けばよいのです。また共通メモの「入力チェックコード」タグに登録しておけば、簡単にコード挿入することができます。

 

他にもEXPORT/IMPORTの機能を用意しているので、一度書いたコードをテキスト保存しておけば、簡単に復元することができます。ASSGで開発を重ねる毎に「部品」を増やせるので、開発効率をより改善することができます。

 

それでは。

ASSGを使って分かったこと その1

実際にASSGを使って、意図していなかったことも分かってきました。その1つが「プログラムの全体像が把握し易い」ということです。

例えばプログラムを調べる場合、プログラムソースをPDMで表示して、スクロールしながら処理を読んでいく。その途中で

・サブルーチンを検索

・ファイルフィールドの桁数を確認するためにDDSSRCを開く

・画面フィールドの属性を確認するためにDSPSRCを開く

・プログラム設計書ファイルのフローを探す

というような手間がかかり、肝心なロジックが分かり難い、なんてことがよくあります。

ASSGでは

・サブルーチン一覧で全体像が分かり、かつ見たいサブルーチンがすぐ表示できる

・F5を押せばワーク、ファイル、画面などの各フィールド情報を表示できる

・画面の表示イメージを見ながら、フィールドの初期化や入力チェック処理がわかる

・メモやドキュメントと一体化しているのですぐに参照でき、かつ仕様変更等があれば手直しして保存できる

というように、ASSGだけで完結します。AS400につなぐ必要もありません。

 

開発段階でも保守段階でも、プログラムの全体像を把握することは重要です。

それでは

 

新しいNASを選ぶ

10年使ったNASをお役御免にして、新しいNASを探すことにしました。

最初は、今と同じメーカーにしようと思っていましたが、ナニブン調べるのが好きな性分で、ネット探索に走りました。

見つけたのが「Synology」というメーカー。何となく名前は知っていたので、詳しく調べることにしました。今までのNASは文字通り「ネットワークに繋がる記憶装置」で、おまけ程度でiTuneやDLNAに対応していた。ところが、SynologyのNASは数多くの機能が使え、それが殆ど無料で必要な機能だけをインストールできるようです。まさに、私の購買欲を刺激するものでした。

さらにドライブは別購入で、互換性リストを見ると Seagate,Toshiba,WD他数多くのメーカーに対応Iしているので、後々の障害対応にも耐えられそうでした。

 

一日検討して、本体はDS220+、HDDはWD Red Plus 4TB×2を選択しました

購入後のことは、別途アップいたします。

それでは。

NASトラブル

先週、NASのHDD1機にエラーが起きました。

初代NASの導入は2011年だから、もう10年になります。2TB・HDD×2でRAID1の構成。数年前に片方のHDDがダメになり、Seagateの同等品に交換したことがあります。その時は難なく復旧しました。さすがRAID1は安心できると思いました。そして今回はもう一方のHDDにエラー。10年も使ったので仕方ありません。さて、交換しようとHDDを探したのですが、同等品が見つかりません。

さすがに古いよね・・・新しく買うか・・・でも今のNASから拾わないといけないファイルがイッパイある。そこで

・新しいNASを買う

・現NASのデータをなんとか読めるようにする

・新しいNASにバックアップする

という流れでリカバリすることにしました。

結果的には成功しました。新旧NASとの格闘は次回に書きたいと思います。

それでは。

 

Vectorバージョンアップしました

Vectorに申請中のバージョンアップが反映されました。

 

今回のバージョンアップは、いくつかの動作不具合の解消と、操作説明書を同梱しました。まだまだ説明が足りない部分がありますが、まずは使って頂いて慣れてください。

 

開発から2年以上経つので、説明書を作りながら気が付く機能もあります。見直したい機能もあります。順次、説明書の整備と機能改修をしていきたいと思います。

 

すでに100本以上の開発実績があり、開発ツールとしての機能は備えています。但し、RPGの全てではありません。 例えば、D仕様書のキーワードにQUALIFIEDを書いた場合、フィールド参照のときにデータ構造名を付加したいのですが、自分で書かないといけません。画面の潜在フィールドは画面位置を占有しませんが、画面設計では1桁の位置を占有します。後になってから気が付いたり、自分(そして開発協力者)にとって殆ど必要の無い機能は作っていません、

 

それでも最近「あっ!こんなことが出来るんだ」って気が付くこともあります。そんな気付きが欲しくてASSGの無償公開をしました。(期間限定ですが)たくさんのご意見を頂きたいと思います。

それでは。

 

Vectorバージョンアップ申請しました

本日ASSGのver 3.0.8の登録申請をしました。近々で公開予定です。

今回は動作の改善のみですが、一緒に操作説明書を同梱しています。

1.初回起動時の操作について
2.メインメニュー説明
3.エディタ操作
4.画面設計(DSPSRC生成)
5.帳票設計
6.RPGSRC生成
7.画面設計(RPGSRC生成)
8.メモ機能

まだ説明不足があるとは思いますが、順次埋めたいと思います。